2019.06.01
目次
「私、打たれ弱いんです…」
打たれ弱いの意味とは?
打たれ弱い人の原因
打たれ弱い人の特徴
克服方法を徹底解説!
打たれ弱くてもいいじゃない。
「些細なことで、くじけてしまう」
「軽く叱られただけなのに、深く傷ついてしまう」
そんな風に、打たれ弱い自分に悩んでいる人はいますか?
「気にしすぎだ」と頭ではわかっていても、どうしても心が痛む。
けれど周りの人を見ていると、何度叱られてもへこたれずに、頑張れている人がいる。
そのため頑張れていない自分のことを「ダメな奴」だと決めつけて、自分を責めてしまうことも多いはずです。
そうするとどんどん自信を失っていくことになり、傷つくことを繰り返してしまい、自分のことを嫌いになってしまいます。
そうして自分のことが嫌いな人へ、自分のことを好きになるために、打たれ弱い自分を克服してみませんか?
今回の記事では、打たれ弱さに悩んでいる人に向けて、打たれ弱さを克服するための方法をご紹介します。
「打たれ弱い」というのは、「周囲からの攻撃や非難を受けた際にくじけやすい」という意味を表します。また「気が弱い」といった意味も持つため、打たれ弱い人の中には、あらゆる周囲からの刺激に対する耐性が低い人が多くいます。
「私は打たれ弱いな…」と特に実感しやすいのは、仕事をしている時です。仕事をしていく上では、全ての仕事を完ぺきにこなせることは滅多にないため、多かれ少なかれ失敗をしてしまいます。そのため上司等から叱られたり注意されたりすることも避けられません。
そうして叱られたり注意された時に、中々立ち直れなかったりすると、自分の打たれ弱さを感じてしまい、仕事に行くことが辛くなってしまうことも多くあります。
打たれ弱い人は、周囲からの非難に対する耐性があまりないことが多いです。ですがその耐性がないのには、そうなった原因があります。
ここからは、打たれ弱い人が、なぜ打たれ弱さを持つようになったのかのかという原因について説明していきます。
まず怒られることに慣れていないために、打たれ弱くなってしまうということがあります。
怒られることに慣れていない人は、軽く注意されただけでも、それを非常に重く受け止めてしまいがちです。そのため注意されたり叱られたりすると、相手の意図したもの以上に、深く傷ついてしまいます。つまり相手の言葉に対する受け止め方によって、打たれ弱くなってしまっているのです。
完璧主義な人も、打たれ弱くなってしまうことがあります。
完璧主義だと、あらゆるものに対して完璧であることを求めます。そのため自分自身に対しても、全てを完璧にこなさなければならないという思いが強いため、誰かに怒られたりすると、それがとても大きな失敗のように思えてしまいます。その結果として、人から怒られたり叱られたりしてしまうと非常に落ち込んでしまうため、打たれ弱くなってしまうのです。
打たれ弱い人の中には、競い合いが嫌いな人が多くいます。
競い合いが嫌いな人は、他人と勝負をすることに対して拒否感を示します。仕事をしていく上では、自分の能力に対して評価を下されたり、どちらの業績が良いかということを他人と競い合うようなこともあります。社会に出るまでに競争をすることに慣れていなかった人は、そのような競争に負けることによって、強い敗北感や自己否定感を感じてしまい、深く傷ついてしまうのです。
繊細な人は、打たれ弱い人がとても多くいます。
繊細な人は周囲からもたらされる刺激に対して非常に敏感であり、感受性がとても強いです。そのため叱られたり非難されたりということに対しても非常に敏感に反応してしまい、繊細でない人と比べると、心に強いダメージを受けてしまいます。
ですが繊細な人は、どのような言葉が相手を傷つけてしまうかということを知っているため、他の人に対しては優しく接することができるという良いところもあります。
打たれ弱い人には、考え方や性格の点で、いくつか共通したものがあります。ここからは、そんな打たれ弱い人の持つ特徴についてご紹介していきます。
自分が打たれ弱いと思っている人は、自分の性格や考え方がどんなものなのか、自分のことを振り返りながら見てみてください。
打たれ弱い人は、叱られてしまうと強く傷ついてしまうために、すぐに物事を諦めがちです。
何かに取り組もうとした際に、最初はやる気を持っていても、一度叱られただけで「自分にはこれは向いていない」という思いを抱いてしまい、すぐに諦めたいという気持ちを感じてしまいます。誰しも初めの内は失敗をしてしまうことがありますが、打たれ弱い人はその段階でやめてしまうことも多いため、中々仕事や能力が身につかないことも多いです。
打たれ弱い人の中には、プライドの高い人もいます。打たれ弱い人のイメージとして、気弱で繊細なイメージを持っている人も多くいると思いますが、実はプライドが高い人もいるのです。
プライドが高い人は、自分に対して自信と誇りを持っていますが、他人から叱られるということは、その自信や誇りを傷つけることになります。そのためプライドの高い人にとっては、「叱られる」ということが、自分自身を否定されるのと同じ意味を持つため、深い心の傷を感じてしまうのです。
打たれ弱い人は、怒られるのが嫌いです。打たれ弱い人は、怒られることによって深い傷を受けてしまうため、それを嫌うのは当然のことでもあります。
怒られることに対して非常に強い拒否感を持っているため、怒られる可能性のある行動や場所には、近づかないようにしてしまうこともあります。そのため怒られることを極度に嫌う場合には、日常生活にまで支障を来してしまうことも少なくありません。
打たれ弱い人の中には、自分に自信がない人が多いです。
自分に自信を持てていないと、誰かに自分の失敗を指摘されると、その点に関して非常に深く自分のことを責めてしまいます。そのため一度怒られてしまっただけでも、そのことがトラウマとなってしまうことさえあります。また怒られることによりさらに自信を無くしてしまい、より一層打たれ弱くなってしまうという、負の連鎖が起こってしまうのです。
打たれ弱い人は、メンタルが弱いことが多いです。
メンタルが弱いため、些細なことに対しても強い影響を受けることが多く、軽く怒られただけでも大きな傷を受けてしまいます。それだけでなく叱ってきた人に対しても強い恐怖感を抱いてしまうことがあるのです。そのためその人と積極的に関わることが難しくなってしまったり等、その後の人間関係に対しても悪影響を及ぼしてしまうこともあります。
ここまでで説明したように、打たれ弱い人は、メンタルが弱い人だけでなく、プライドの高い人等、様々な人がいます。つまり自分の打たれ弱さに悩んでいる人もそれだけ多くいるということです。
そのような人に向けて、自分の打たれ弱さを克服するための方法を解説していきます。
打たれ弱いということは、誰かに注意された言葉を、長い間気にし続けるということでもあります。それは自分の失敗・欠点を見つめ続けることでもあり、自分をさらに成長させるためにとても大切な長所だと言えます。
ですがそればかり気にしていて、行動に移すことができなくなってしまっては本末転倒です。そのため、注意されたことを「自分はダメだ…」と重く受け止めずに、「まあいっか!」と軽い気持ちで受け止めるようにしましょう。
怒られるということは、それだけ思ってもらっているということだと知ることは大切です。
ほとんどの人にとって、怒ることは大きなエネルギーを使います。そのため本当にどうでもいい人に対しては、怒ることさえしません。
相手が自分に対して怒ってくれているということは、それだけ自分に対して「成長してほしい」という思いを持ってくれているのです。そのためたとえ怒られても、「私のことを嫌っているから怒るんだ」と、後ろ向きに受け止めないようにしましょう。
叱られて落ち込んでしまうというのは、それだけその物事に真剣に取り組んでいるということです。
真剣に取り組めることはもちろん素晴らしいですが、あまり肩肘張りすぎると、一回の挫折でぽっきりと折れてしまいます。そのためそれだけに一直線にならずに、適度に肩の力を抜いて物事に取り組むようにしましょう。さらにある程度力を抜いて取り組むと、心身共にリラックスできて、良い結果が生まれやすいです。
叱られて落ち込んでいる時というのは、自分の考えだけに囚われてしまいがちです。
そんな時に、いったん落ち着いて相手の立場に立ってみてください。相手の立場に立って考えてみると、案外叱った理由に納得できたり、叱られた内容に関しても前向きに捉えることができたりします。
また叱られた時だけではなく、誰かに対して怒りを感じてしまう時にも、相手の立場に立ってみると、良い解決法が浮かぶこともあるので、何かあったらいったん相手の立場に立つことを意識してみましょう。
打たれ弱い人は、叱られたり注意された経験が心に残りやすく、「いつも自分は失敗ばかりだ」と思ってしまいがちです。
そんな人は、小さな成功体験を積み重ねるようにしましょう。失敗ばかりの記憶だけでなく、成功した記憶も持つことにより、一度叱られたくらいではくじけなくなったり、注意されることをより前向きに受け止められるようになるのです。
大きなものでなくても、毎日小さな目標を定め、それを達成し、成功体験を自分の中に蓄積していきましょう。
打たれ弱いということは、決して悪いことだというわけではありません。
真剣に物事に取り組み、相手の言葉に対してしっかりと向き合っているからこそ、その言葉に傷つき、自分の心を痛めてしまいます。
そうやって真面目に取り組み、向き合うことは、決して誰にでもできることではありませんし、誇れるものです。
そのため叱られた時や怒られた時でも、自分のことを責めずに、自信を失わないようにしてください。
ですが「打たれ弱さを克服したい」と思うのは、今までそのことによって失敗や損をしたことがあるからであり、それを克服してこそ道が拓けることもあります。
そのため自分の打たれ弱さが持つ優しさ、ひたむきさを変わらずに大事にしながら、今回紹介した克服法を実践してみてください。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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