2019.05.29

「おぎゃあ」と生まれた瞬間から社会に属することを義務付けられた。

Ayano

Ayano

私の命は、私にしか奪わせない。

生まれた時点で奇跡的なはず…だよね?

2億個の精子の中から卵子と結合して奇跡的に生まれた私たち。

「おぎゃあ」と生まれた瞬間から社会に属することを義務付けられた。

生き始めたということは、死が待っているということ。

1秒1秒、自分がどんどん死んでいくような気がする。

でも、生まれた時点で、私たちは選ばれた人間らしい。

それが不幸か。幸いか。不幸中の幸いなのか。

決めることくらい、私に任せてほしい。

自分の人生くらい、好きに生きさせてほしいんだ。

自分の人生くらい、好きに決めさせてほしいんだ。

社会に属することを義務付けられた。

生まれた瞬間から、私たちはこの社会で生きることを義務付けられた。

女性は男性と結婚して子供を作って子孫を残してきた。

男性は女性と結婚して子孫を育てるために稼いできた。

そのようにして出来上がってきた社会という組織に、私はうまく属せるだろうか。

バイセクシャルとして生まれたあの日から、私は子孫を残せるのか不安で仕方なかった。

仕事をしなければ生きていけない。

ご飯を食べることも、服を買うことも、家に住むことすらできない。

小学生の私は、「この世の中で生き残る一つの手段が社会に属することだ」と知ったんだ。

増えていくようで減っていく命

生まれて、成長して、どんどん道が増えていくとともに、日常の選択肢が増えた。

ただ、増えたのはそれだけだった。

命は日が経つほどに、減っていった。

増えていくようで減っていく命とともに、後何年社会に属するのだろうか。

私たちは生まれるまで、生きることの難しさに気づけなかった。

前世の記憶をください。

前世、私はどうやって生き抜いたのですか?

きっと、人より人間の生まれ変わりの回数が多い気がする。

ただ、気がするだけなんだ。

生まれた日からカウントダウンが始まった

きっと、生まれてみたかったから生まれただけ。

前世の私が、「もう一度人間をやりたい」と思ったのだろう。

生まれた日から死へのカウントダウンが始まった。

でも、そのカウントダウンを止める策すら教えてもらえなかった。

そして生まれてから知るのは、カウントダウンは止められないということ。

血が滲むような努力をして、汗水垂らして働かなければ、人間は生きていけないということ。

爪先立ちで歩いてる

私たちは崖から落ちないように。

地雷を踏まないように。

爪先立ちで歩き続けている。

不意の事故で死ななくて済むように、いつだって怯えている。

この命は、誰にも奪わせない。

奪っていいのは、必死にこの命を守ってきた自分だけだ。

他人には譲らない。命の運命を決めていいのは、私だけだ。

始まらなければ、終わりもしないでしょう?

「踏み出さなければわからない」

「始めなければわからない」

始まらなければ終わることもない。

泣き喚きながら生まれたって、その始まりはいつか終わりを迎えてしまう。

泣いて生まれたなら、笑って死にたい。

一番正しい行動はなに?

泣き喚きながら生まれた私の選択は、正しかった?

鏡の前の自分に向かって泣いても、鏡の前の自分に向かって「お前は間違ってる!」なんて言っても、言い返されるだけで何も始まらなかった。

そして、終わることもなかった。

誰しも最後は死ぬなら…

誰しも最後は社会から逃れるのなら…

ここまで、生き抜いてくれてありがとう。

と、伝えてあげたい。

Ayano
Ayano
株式会社DariaMe代表|21歳 元精神疾患 バイセクシャル 『生きるという当たり前に真剣に向き合います』

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