2019.05.22
人生生きてきて、25年。
私、めちゃくちゃに走ってきた。
毎日走り回って生きてきた。
周りに負けないように。
遅れないように。
一番になれるように。
「一生懸命」やっている自分でいられるように。
倒れちゃダメ。
折れてもダメ。
挫けるのも、諦めるのも、ダメ。
全部全部、ダメ。
雨ニモマケズ、走ってきた。
でも、もう本音を言わせて。
走って走って、走った結果。
私、もう疲れちゃったの。
全身ボロボロになって、倒れ込んで。
心までボキボキに折れた。
走った先に待っていたのは、枯れ木の世界。
色も見えなくなってしまった、薄暗い世界。
草木も何も育たない、栄養もない世界。
走って走って、走りまくっていると、幾度となく転ぶ。
かすり傷も、切り傷も、たくさんできる。
あざを作って、それでもめげずに前に進もうとする。
でも、ある日突然。
転んだ痛みに耐えられなくなって、立てなくなる。
走ってきたから、気付いたこと。
私たち、別に走らなくてもいいんじゃない?
人生そんなに行き急ぐ必要もない。
先はまだまだ長いんだから、ゆっくり進んだって別にいいし。
そもそも、何を焦って、走っていたの?
私は、走りたくて走っていたの?
みんなが走っているから、周りに合わせて走っていただけでしょう?
もう、やめよう。
私自身が「走りたくない」って言ってるじゃん。
だからもう、走らなくていいよ。
周りに負けたっていい。
というか、そもそも比べる必要ないじゃん?
大事なのは、自分に負けないこと。
自分のペースで歩き続けること。
自分に負けずに、歩き続ければ、必ず自分だけの未来は拓けるから。
自分だけのペースで、歩いていこう。
自分だけの道を、歩いていこう。
「自分自身」
この言葉だけを大切に、生きていこう。
あなたは、歩いた先で見える景色を知っている?
そこにあるのは、広くて大きくて、自分の手に収まりきらない世界。
私たちが想像していたよりも、ずっとずっと大きな世界。
走っていた時には見えなかった、綺麗な世界。
足元すらキラキラしている世界。
輝いている砂を、自分の手で拾うことができる世界。
大丈夫。
私たちは、走らなくていい。
あなたも、歩いてみて。
あなたにしか歩けない道が、必ず待っているから。
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