2019.05.18
もう、うんざりだ。
人生は、自分だけのものだから。
高みを目指して、進んでいこう。
さあ、毎日を輝かしく。
ゴールに向かって、生きていこう。
もうやめてくれ。
毎日なんて、輝いていない。
ゴールなんて、目指してもどこにもない。
他人と同じ方向を向いて、並んだり、差をつけたり、差をつけられたり。
そんなどんぐりの背比べには、疲れた。
人間って、頑張ったら偉いんですか?
頑張ったら、天国に行けるんですか?
目標を達成すればいいの?
じゃあ、達成したら、そこはゴールですか?
そこまで歩けば、もう終わりですか?
…どうせまだ、続くんでしょう。
私はまだまだ、歩かなければいけないんでしょう。
また新たな目標を用意しなければならないんでしょう。
もういいよ。
終わりにして。
これまで生きてきて、一体いくつの目標を達成したのだろうか。
一体どれだけの「努力」と「忍耐」を繰り返してきたのだろうか。
幾度となく目標を達成しても、人生は終わりはしなかった。
どんなに努力を繰り返しても、人生は終わってはくれなかった。
私は気付いた。
人生は、終わらない。
私たちの「命」は、死ぬまで永遠に続く。
だから私たちは、「生きている」んだ。
だから私たちは、「この世」にいるんだ。
そうだ。
私は、生きている。
人生の終着点は、みんな等しく「死ぬこと」だって気付いた。
でも、死ぬために生きるのって、なんかもう楽しくないなって思ったの。
「死ぬ」に向かって、生きていくの?
「生きる」に向かって、生きるんじゃないの?
そう。
「死ぬ」に向かって生きていた私は、実はもう死んだ。
私はあの時、一回死んだから。
今の私は、ただ「生きる」ことを願って、生きている。
「生きる」に向かって、生きている。
一回死んだら、どうなるか知ってる?
延長戦に入れるんだよ。
今の私は、もう延長戦の中。
自分の「生きる」のためだけに、生きているの。
延長”戦”。
そうだよ、私は生きながら、戦っている。
「自分」という存在と、戦いながら生きている。
この「自分」というものは、この世で一番よく分からないもので。
そのくせ、いつも私の側に居るんだ。
とても厄介で、時に楽しそうで、時にとても悲しそうな顔をする。
そんな存在が、面白くて、愛おしくて。
だから私は、今も「自分」と戦っている。
私の攻略方法を、毎日模索しながら。
生きている。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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久保佳奈子
私さ、もう既に一回死んだからさ。今は延長モード入ってるんだよね。