2019.05.10
【目次】
わたし、励ましの言葉が欲しいんです。
あなたからの慰めの言葉を待っています
大切な人を元気づける、励ます言葉8つ
落ち込んでいる人にかける言葉の注意点
相手が辛い時にかける言葉のタイミング
人を励ます言葉が暗闇を照らす光になる
人生山あり谷あり。いや、むしろ谷ばっか。
ずっと誰とも話したくなかったし、一人になりたかった。
けど、そろそろ誰か励ましてくれませんか?
わたし、励ましの言葉が欲しいんです。
落ちるところまで落ちたら、あとは這い上がって前を向かなきゃいけない。
いつまでも落ち込んでたって仕方ない。
そんなこと分かっているけど、自力で這い上がれる強い人間ばかりじゃないんです。
もう、出口がどっちだったかさえ分からない。
口には出さないけど、助けて欲しい。
出口はこっちだよって光を照らして、暗闇から抜け出す力をください。
誰かの慰めの言葉が道標になるんです。
傷つき、落ち込んでいる人は、そんな必死のSOSを出しているかもしれません。
慰めの言葉をかけることでその人の心を癒し、助けてあげられるのなら、あなたはどんな言葉をかけてあげますか?
心に響く励ましの言葉とはどんなものなのでしょうか?
大切な人を励ましたい。でも、傷ついた心はとても繊細です。
元気になってほしくてかけた言葉が裏目にでてしまうことだってあります。落ち込んで苦しんでいる人を励ますのは簡単なことではありません。
「これ以上傷つきたくない」と殻に閉じこもってしまった大切な人を、なんとか励ましたい。もう一度前を向いて欲しい。あなたのその気持ちが、相手に伝わる励ましの言葉を紹介します。
自分のことを気にかけてくれて、普段と違う様子を感じ取り声をかけてくれる。苦しい時、そんな人の存在がいるだけで救いになります。
悩みが大きいほど打ち明けにくいものなので、「どうしたの?」よりも、「話しを聞こうか?」と投げかけてもらえる方が、言いたくないことは無理に話さなくてもいいんだと感じられ安心します。親身に話を聞いてもらっているうちに、うまく言葉にすることのできなかった不安や悩みも少しづつ吐き出せるようになり、重たい気持ちは徐々に軽くなっていきます。
苦しい思いをしている気持ちを察して共感してもらえると、不安な気持ちがやわらぎます。特に、「つらい」と口に出せず溜め込んでしまう人にとって、「わかってもらえた」という事実は何よりもの慰めになり、弱った心は癒えていきます。ずっと心の奥に蓄積していた気持ちを吐き出すきっかけにもなる励ましの言葉です。
辛い出来事で頭がいっぱいになってしまうと、何をしていてもそのことしか考えられなくなってしまいます。少しの時間でも忘れることができたら少しでも楽になれるのに。そんな時、気分転換に連れ出してくれることで気が紛れることも。カラオケやショッピングなどでも構いません。何か気持ちが晴れるようなことを提案してみてください。
誰にも理解されない。認めてもらえない。と悩んでいる時、「あなたの努力をわたしは知っているよ」そんな風に言ってもらえることで救われ、辛く淋しかった気持ちが浄化されていきます。ちゃんと見てくれている人がいるんだと感じることができ、また頑張る気持ちを思い出させてくれる励ましの言葉です。
自分に自信がなくなって、逃げ出したくて苦しい時、この言葉をかけてもらうと自信を取り戻すことができます。自分の行動や考えは間違ってる?自己満足で周りを振り回してる?何が正解か分からなくて不安になっていた気持ちは払拭され、安心して前に進むことのできる励ましの言葉です。
落ち込んでいる人は、孤独を感じています。誰にも助けてもらえないという絶望やひとりぼっちの恐怖と戦っているのです。そんな時、「一緒に乗り越えよう」「いつもそばにいるからね」と言葉をかけてもらえることで一人じゃないんだと感じることができます。頼っていい存在がいることは心強く、救われる励ましの言葉です。
「この辛い状況の原因は自分自身にあるんだ」と自分を責めてしまい後悔に苛まれている時、何をやっても裏目に出てしまうのではないかと不安で、その場から動くことができません。「あなたは悪くない」「間違っていない」と言ってもらえることで、理由も分からず感じていた罪悪感は浄化され、前向きな気持ちを取り戻すことができます。
周りから頼られたり、期待されている人は、弱音を吐くことができません。苦しい状況をどうにか一人で打開しなければと焦りを感じ、自分で自分を追い込んでいるかもしれません。「頑張りすぎる必要はない」「焦らなくても大丈夫」と言葉をかけてもらえると、プレッシャーから解放され心は軽くなります。
ちょっとした言葉のニュアンスや捉え方の違いで逆に相手を追い込んでしまったり傷付けてしまうのが、人を励ます時の難しいところです。
励ましの言葉をかける時は相手の気持ちを考え、慎重に言葉を選ぶ必要があります。相手のことを思って善意で言ったことが裏目に出てしまわないように注意点を押さえておきましょう。
もうがんばったんです。がんばりすぎたから苦しくなったんです。
「がんばって!」励ましているのは分かります。悪意がないのは分かります。でも、この言葉は、十分がんばった人にかけるのには、残酷すぎる言葉です。これ以上プレッシャーを与えるのはやめてください。余計に苦しくなってしまいます。
「大丈夫だよ!」「なんとかなるよ!」など、なんの根拠もない”大丈夫”はまったく心に響きません。
また、「大丈夫?」と聞かれるのも鬱陶しいだけ。大丈夫だったら落ち込んでなんかいないのは明らかです。苦しい時に必要としているのは、辛い気持ちに寄り添い、共感し肯定してくれる人の存在と言葉だけです。
辛い気持ちを軽くしてあげようと言ったつもりのこの言葉。しかし、深く思い悩んでいる人にとってその悩みは深刻なものです。むしろ”大したこと”です。「他人に私の悩みは理解してもらえないんだ」と思い、人を信頼できなくなってしまいます。
さらに、「もっとひどい状況の人はいるよ」や「辛いのはみんな同じだよ」などの不幸自慢は最悪で、なんの励ましにも慰めにもなりません。
落ち込んでいる人を励ます時、どうしたら気持ちを軽くしてあげられるかを最優先に考えます。溜め込んでいるものが吐き出しせるように、基本聞き役に徹します。
「私だってこんな辛い経験をした」など、共感の意味での発言も相手にしてみればどうでもいいことです。落ち込んでいる人は、他人の経験を自分の状況に置き換える余裕なんてありません。
自分の意見や経験は、求められた時以外で話すのは控えましょう。
落ち込んでいる人の考えや行動を、肯定的な言葉で認めてあげましょう。本当に落ち込んでいる人にはアドバイスではなく、共感すると言うことが何よりも大切です。
相手に寄り添う気持ち、理解しようとする気持ちを持って慰めれば、自然とアドバイスよりも「その気持ちわかるよ」と言う言葉が出てくるはずです。励ましや慰めが自己満足になってしまわないように注意しましょう。
相手の辛い気持ちを親身になって聞いているうちに、自分まで悲しくなってきてしまうのは自然な感情です。
でも、相手を元気づけるためには、ある程度冷静さを保っておかなければなりません。あなたの役割は、辛くて心が折れかけている人の支えになってあげることです。落ち込んでいる人は誰かに頼りたいと感じているのです。
つらいことがあった直後は、頭も心もぐちゃぐちゃで、「一人になりたい」「そっとしておいて欲しい」という感情が強い状態にあります。そんな時にどんな言葉をかけられても響きませんし、余計に混乱させてしまう可能性もあります。相手を励ましたいという優しい気持ちが無駄にならないよう、声をかけるタイミングにも配慮が必要です。
心に強いダメージを受けた直後は、ほんの少しだって前向きなことが考えられなくなっています。励ましの言葉も全て否定的に捉えてしまいがちです。
失望期は見守ることに徹し、励ましの言葉は回復期に入ってからかけるようにしましょう。大切な人が落ち込んでいる姿は痛々しく、すぐにでも声をかけてあげたくなりますが、それは善意の押し付けです。相手の様子を伺い、今が助けを必要としている時なのかよく考えて。
悩みや苦しみは、信頼している人にしか打ち明けたくありません。興味本位の人に話を聞かれてしまったことが引き金となり、もう何があっても癒えないくらい深い傷になってしまうこともあります。励ましてあげたいのなら、なるべく一対一で話を聞いてあげるようにしましょう。リラックスできる場所が分かればその場所まで連れ出してあげるのも良いでしょう。
人間は弱い生き物です。
それなのに、この世には辛い出来事がごろごろ転がっています。
どんなに傷ついても、どんなに落ち込んでも、明日は容赦なくやってくる。
早く立ち直らなきゃ。前を向かなきゃ。
そう考えれば考えるほど焦りが不安を増幅させていきます。
不安でいっぱいになった心は暗闇に飲み込まれ、もう前が見えません。
そんな時あなたの”存在”が心の支えとなり、あなたの”言葉”が勇気を与え、暗闇を照らす光となるのです。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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