2019.04.29

倫理観の意味とは|倫理観と道徳観の違いは?倫理観がない人の特徴7選!

【目次】

倫理観の意味とは?
倫理観と道徳観の違いは?
倫理観がない人5つの心理
倫理観がない人の特徴7選
倫理観の欠如が産む、社会での生きづらさとは…

 

倫理観の意味とは?

辞書的な意味

倫理観とは倫理についての考え方のことです。そのためまず倫理についての説明をしていきます。

倫理とは、「人として守るべき道」「行動する際の指針」「善悪の判断基準」といった意味を持ちます。しかしこのような説明では中々実感としてイメージしにくい人もいるはずです。簡単に説明すると「物事の善悪を判断する時の根拠」や「行動を起こすときに参考にするルール」のことを倫理と言います。

つまりどのような行動の根拠・ルールを持っているのか、その根拠・ルールをどう捉えているのかということを、倫理観と言うのです。

一般的な意味

次に「倫理観」を日常で使う際の使い方を見ていきます。

「倫理観がある」もしくは「倫理観の欠如」という言い回しをよく行います。「倫理観がある」とは社会的に常識とされているものに対して考え方が近いことを言います。同様に「倫理観がない」とは、倫理に対する考え方が常識から外れている様子を意味します。

会社・集団について「倫理観」を用いることもあります。それぞれの会社には「企業倫理」という会社独自のルールが定められていますし、特定の資格集団には遵守すべき「倫理綱領」というものが設けられています。企業や集団の行う事業等に関しては「倫理性が求められる」という言い方をすることも多いです。

倫理観と道徳観の違いは?

この2つは良く似た言葉なので混同しやすいですが、実はその意味には違いがあります。倫理というものは「社会全体」によって定められているものです。つまり個人の考え方や経験によらず、共通して守られるべき考え方のことを指します。つまり倫理観というものは共通した一つしかないので「倫理観が違う」という言い方はせずに、「倫理観がある・ない」という使い方をするのです。

それとは反対に、道徳というのはあくまで「個人の内面」で意識されるルールや基準のことを指します。

その人の今までの経験によって培われてきた信念であり、それぞれの人によって異なります。「ある人にとっては道徳的でないとされる事柄も、他の人にとっては道徳的である」という事態も起きうるのです。そのため倫理観とは異なり、「道徳観が異なる」という使い方をすることがあります。

道徳や道徳観は人によって変わり得るので、日常的な場面で用いられることが多いです。公的な場面においては万人にとって共通した倫理や倫理観が主に活用されます。

倫理観がない人5つの心理

ここまでで説明したように、「倫理観がない」とは社会全体で共通の従うべきルールから外れていることを意味します。

なぜ社会のルールを守ることが難しいのでしょうか?

ここからは倫理観がないと言われてしまう人の心がどのように働いているのか、その心理についてお教えします。

周囲の人から倫理観がないと言われたことがある人は、これからご紹介するものと当てはまるかどうか、自分の心について少し振り返ってみてください。

1.自分の損得しか考えていない

倫理とは、社会全体に設けられたルールです。そのため社会に目を向けずに自分の損得しか考えていない人は倫理観のない人だとされます。他人を顧みず自分のためだけに動いていると、いつの間にか他人に迷惑をかけていたり、社会的に良くないことにも手を出してしまう場合があります。

そのような人は「自分の幸せ」しか見えていないことが多いです。他者に害を及ぼすかもしれないと分かっていても、自分の幸せのために見て見ぬふりをすることさえあります。

自分のことばかり考えていると、他人からの信頼もされにくく、むしろ反感や恨みを買ってしまうことも多くあります。それが翻って自分が損をする場合も少なくないため、このような行動を知らず知らずのうちにしていたという人は、周りにも目を向けるよう意識してみてください。

2.自分が良ければそれでいい

自分が良ければそれでいいという考えから、倫理観に欠けた人だと思われてしまうことがあります。人は皆多かれ少なかれ社会と接点を持ちながら日々を営んでいるものです。そしてその社会の営みをスムーズに動かすために、倫理観という共通の基準が存在します。

その中で社会を全く無視して自分本位の行動をとってしまうと、どうしても社会とのズレやすれ違いが起きてしまいます。そのズレやすれ違いを他者がみると、倫理観の無さとして捉えられてしまいます。そのため「自分が良ければ…」と思い周囲に対する配慮をないがしろにすると、「あいつは倫理観がない」と言われてしまうのです。

そのまま生活を続けているとますます社会とのズレが大きくなり、いつの間にか自分の周りにだれもいなくなっていたという状況に陥ってしまう場合もあります。

3.人の気持ちを共感できない

人の気持ちに対して共感することができない人は、倫理観がないと言われてしまいます。倫理は社会全体の規則です。その中には法律のように明文化されているものもありますが、いわゆる「暗黙の了解」のようなものも多くあります。つまり「言わなくてもそんなの当たり前でしょう」とされているルールが多いのです。

そのため人の気持ちを汲み取ることが苦手な人にとっては、そのような隠されたルールに気付くことが難しいことがあります。そのため誰かに迷惑をかける気はないにも関わらず、意図せず倫理観のない行動をとってしまうのです。

自分では何の悪気もないのに「倫理観がない」と言われてしまう人は、他人に指摘された行動について振り返ってみましょう。そのような行動をとらないように気を付けていけば、倫理観がないと言われることも減るはずです。

 

 

 

4.なんでもごまかせると思っている

倫理観がない人の中には、なんでもごまかせると思っている人がいます。倫理に照らして考えたら悪いことだとわかっていても、「誰にも見られていないからごまかせる」と、その行動に踏み切ってしまいます。このような人は、その行動が倫理観のない行動だと自分でも理解はしています。

「ばれなきゃ大丈夫!」と思っていても、案外周りの人から気づかれていたり、邪な考えが態度に出たりしていることが多いです。そのためたとえ決定的な物事はばれていなくても、「なんとなく信用できない」と思われてしまいます。

また自分が倫理観の無いことを自覚しているため、何をするにしても後ろめたい気持ちがついて回るようになります。そのような心境では何かを思い切り楽しむことも難しいため、自分で「これは倫理観の無い行動だ」と気づいたときには、その行動を控えるようにしましょう。

5.人の評価は気にしない

倫理観の無い人の中には、人の評価を気にしない人が多くいます。そのような人は、「人の機嫌を損なわないようにしなきゃ」という思いを抱かず、人に対して配慮をしないので、自分のやりたいことをやりたいようにしてしまいます。

ポジティブに考えれば「自分の意見を曲げない」という長所でもあるのですが、社会の一員として生きていく上では、衝突や諍いが起きる原因となることも少なくありません。他人が好意から言ってくれた意見をないがしろにしてしまうこともあるため、冷たい人だと思われてしまう場合もあります。

人の評価を気にしない人は、社会の流れにうまく順応することが苦手だったり、その必要がないと思っているため「倫理観のない人」だと思われてしまうのです。

倫理観がない人の特徴7選

「倫理観がない」人は、どのような行動や特徴が原因でそのように思われてしまうのでしょうか。

ここまでは倫理観がない人の心の働きについてみてきましたが、ここからは具体的な特徴についてお教えします。

自分では何の悪気も心当たりもないのに、なぜか「倫理観がない」と言われてしまう。

そんな人はこれらの特徴を見て、自分の普段の行動と重なるところがないか見てみてください。

社会の中での生活をもっと生きやすくするヒントになるはずです。

1.平然と嘘をつく

倫理観の無い人は、顔色一つ変えずに平然と嘘をつくことがあります。善悪の基準が一般的なものとは異なっているため、「嘘をつくのは悪いこと」という意識があまりありません。そのため全く悪びれることなく嘘を口にしてしまうのです。

自分の基準でしか物事を測れない場合があるため、ついた嘘に対して指摘をしても、反省したり改めることもあまりありません。むしろその人の機嫌を損ね、さらなるトラブルに発展してしまうこともあります。

「嘘をつくのをやめさせよう!」と意気込んで関わるよりも、自分自身で話の真偽をじっくりと見極めていく方が、お互いの関係性は良好に進んでいきます。

2.どこに行ってもトラブルメーカー

倫理観の無い人は、どのような場面・状況においてもトラブルメーカーになりやすいです。もっている判断基準が、一般的な判断基準とかけ離れているため、普通に行動しているつもりでも他者との間ですれ違いが生じてしまいます。そのためどこにいっても事件の種になってしまうのです。

当人はトラブルを起こすつもりで接しているわけではないのに、どこにいってもうまく関われないために困惑したり、傷ついたりしていることも少なくありません。そのようなことを繰り返している内に、人と関わることに対して恐怖を抱くようになってしまいます。

自分の身の回りにそのような人がいた場合には、その人の意見を「そんなのだめだよ」と突き放すのではなく、まずは真摯に受け止めるようにしてあげてください。

3,手段を選ばない

自分の得することしか考えていない人の中には、自分の幸せのためなら手段を選ばないという人もいます。他人の迷惑や損害をまったく考慮しなかったり、分かっていても見過ごすことさえあります。

自分の欲しいものに関しては、たとえ他の人の物を奪うことになっても手に入れようとするため、時には危害や損害を与えられることもあります。倫理観の無い人は他人の評価に対して無頓着なため、たとえその人に嫌われることになったとしても執着することをやめません。

そのためむきになって抵抗したり喧嘩腰で関わるより、その人と距離をとり接点を少なくする方が効果的な場合も多いです。

4.自己中心的

倫理観の無い人は、基本的に自己中心的な物事の考え方をすることが多いです。自分のことを最優先に考え、他人の評価も意に介さないので、行動・思考ともに自分本位になりがちです。

社会全体のことにあまり目を向けずに、自分の基準・ルールで行動を起こします。そのため社会のルールから外れた行動を繰り返してしまうために、どうしても周囲と馴染めなくなります。

自分の気持ちを大切にするのは重要なことですが、大抵の人は社会的に相応しくない行動に対して、倫理観をもって抑えようとします。しかし倫理観のない人はその我慢ができずに、自己中心的な行動をとってしまうのです。

5.自分の都合悪いことは受け入れない

倫理観のない人は自分の都合の悪いことに関してはあまり受け入れようとしません。自分の損得を非常に重要視するので、自分の損になるようなことに対しては消極的な態度を示すのです。

自分に対してマイナスになる事柄に対しては、周囲の状況や思いを顧みることなく、「私には関係ない」「そんなの知らない」と関わることを避けてしまうのです。そのような人に強要をしても、あまり良い結果につながることはありません。そのためそのような態度をとられた時には、素直に他の案ややり方を考えた方が最終的には上手くいく場合も多いです。

 

 

 

6.感謝や謝罪ができない

倫理観のない人の中には感謝や謝罪ができないという人も多くいます。

感謝や謝罪をするには、相手に対して共感をする力が必要になってきます。「あの人は私のためにこれをくれたんだな」と、相手のこちらに対する好意を受け取れるから感謝ができます。同様に謝罪に関しても「私の行動のせいであの人は悲しんでいるんだ」と、相手の抱く悲しさや受けた傷に対して共感ができるからこそ、謝罪の思いが生まれるのです。

倫理観のない人は自分の思いに囚われがちなため、相手の気持ちに共感することが苦手です。そのため感謝や謝罪の言葉を自然に出すことができないのです。

7.善悪の判断ができない

倫理観のない人は、自分の視点だけで物事を捉えることが多いです。しかしその自分の視点というものが、社会一般のものと離れているため「倫理観がない」と言われてしまうのです。

それと同様に善悪の判断基準に関しても、社会的に当たり前だとされているものとの違いが顕著に表れてきます。周りから見たらあからさまでも、本人からしたら「自分では悪いことをしているつもりは全くないのに、なぜかいつも他人から責められる」と、不思議に思ってしまうのです。

本人に悪気がないのだとしたら、丁寧に説明をしてあげればうまく理解してくれる場合もあります。

倫理観の欠如が産む、社会での生きづらさとは…

倫理観の欠如は、社会での生きづらさを産みます。

倫理観と言うのは、社会によって定められた人間として守るべきルールです。倫理観をもった行動ができないと、「間違っている」というレッテルを貼られてしまいます。これまで紹介してきたように、「自己中心的」だというように捉えられてしまうのです。

しかしすべての行動について、みんなの思っている行動をするというのはとても難しく、そんなことをしていては精神的にも大きな負担がかかります。それに何より、他人の目を気にしすぎていると大切な「自分らしさ」が失われてしまいます。

「誰かに迷惑をかけてしまわないか」「嫌われてしまうかもしれない」と、自分のやりたいことや考えを抑え込んでばかりいると、次第に自分という存在そのものを軽視してしまうようになります。そうすると何をしても面白くなく、どこにいっても自分の価値を感じられなくなっていくのです。

そんな風に自分を殺して社会に順応するくらいならば、たとえ社会での生きづらさを感じることになっても、自分を大切にして生きていくという選択も決して間違いではありません。

そしてそんな風に自分を大切に思う気持ちを、ゆっくりでも身近な人に対して与えていけるようになったなら、あなたの生活はもっと生きやすくなるはず。

kugira
kugira
「誰もが偽らずに自分でいられる」 そんな世界を祈り続けるXジェンダー

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