2019.04.23
「永遠に彼氏と一緒に居たい」とか、「彼氏とは絶対運命だから!」なんて言ってる友達見てバカにしてたの。
何言ってんの?と思ってた。
だって、まだ若いし、結婚なんて考えられないし、それで永遠とか運命とか全然わからなかった。
永遠も運命も幻想。
そんなもの、存在するはずもない。
愛なんて幻。幸せなんて永遠に続くはずないと、本気で思っていた。
今まで結婚したこともなければ、彼氏とも1年以上続いたことがほとんどなかった。最長1年半。
「この人となら、結婚してもいいかな」なんて思ったこともあった。
だけど、それでも永遠とか運命を信じることはできなかった。
いつか消えてしまうのではないか、いつか離れていくのではないかと、不安で心配で仕方なかった。
別に運命的な出会いでもなかった。
別に好きすぎて狂うほどでもなかった。
でも、この日常が永遠に続けばいいと思った。
永遠があるのではないかと信じたの。
この人と結婚して、運命だと思いたいと。
気づいたら勝手に、「この人とは運命だ!」と信じてた。
そして抱き合って寝ている時、「この幸せは永遠に続くんだ」と本気で信じてた。
気づいたら全部、あっちの流れに飲まれていたんだ。
あなたとだから永遠とか運命とか信じられたんだよ。
どれだけ好きだったかわかるか?
気づいたら喧嘩が増えていた。気づいたらイライラするようになっていた。
私より先に彼が家に帰っていて、なのに昨日の洗い物が残っていた時、「もうしんどい」と思った。
気づいたら、もう永遠とか運命なんて信じられなくなっていた。
別れるほどの大きな出来事はないけど、一緒にいる理由もない。
付き合った当初の私は、何をするにも幸せだった。
一緒にいる時間が全て幸せだった。
「5年後くらいに結婚する?」なんてふざけて言って。「バイバイするの嫌だから同棲したい」なんて言って。
可愛かったな、おい。
めちゃくちゃ可愛いじゃん!!
気づいたらメイクも雑になって、朝服選ぶのも楽しいと感じなくなって、毎日仕事に追われるようになって。
彼氏からの電話に飛び上がったりもしない。彼氏へのLINEの返信も後回しになった。
超絶ブスだな、おい。
後ろから抱きついて「ねぇ、すき?」なんて言いたい。
帰ってきた彼に飛びついて、「一緒お風呂はいろ?♡」とか、言いたい。
一緒にテレビ見ながら笑いあって、目合った時に「ちゅーして」とか、言いたい。
喧嘩が増えた。
喧嘩の流れで、「じゃあ別れる?」なんて言うようになってた。
勢いで別れたね。
泣きじゃくる私と、無表情のあなた。
あなたとだから、永遠とか運命とか信じたんだろ。
ずっと一緒にいたいと思ったんだろ。
でもきっとまた、永遠とか運命感じられる相手に出会えるから。
人間は、何度でも何度でも、永遠を感じたり運命を感じられる生き物だから。
また可愛い私に出会いたい。
さよなら、超絶ブスな私。
永遠に現れないでね。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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Ayano
付き合いたての自分って可愛すぎて眩しい。