2019.04.17
【目次】
ダメ人間で何が悪い
「自分はダメな人間」なんて責めないで
ダメな人間でいいじゃない
ダメな自分を認めてあげる7つの方法
ダメな自分も大好きです。
ごめんなさい。
今日も私は、ダメ人間です。
ダメな人間がどんな人かは、毎日考えています。
毎日考えて、「今日こそはクズを脱するんだ」って思って。
でも結局、私はいつまで経ってもダメ人間。
どうしたって自分はダメな人間だと思ってしまいます。
私のダメなところなんて、挙げたらキリがない。
仕事は毎日終わらない上に、上手に出来ない。
あの子が出来ることを、私は何も出来ない。
自分に甘いし、もっとやるべきことも出来ない。
出来ないだけじゃない、やれない。
私はもっと、頑張らないといけないのに。
いつもまで経っても、頑張れない。
「ダメ人間で何が悪いの?」
そんな自信を持つことすら、私には出来ないんです。
自分のことがダメ人間だとしか思えないと、苦しんでいる人は少なくないはずです。
自分のことが肯定的に捉えられず、否定的なことばかり思い浮かんでしまう。時には「こんなクズなのにどうして生きていなければいけないの?」と自分を責めてしまうことすらある。
そして、この世にダメな人間は自分しか居ないように思えてきて、他人はみんな凄いんだ、自分だけが取り残されているんだ、と思えてしまうこともある。
大丈夫、「自分はダメだから」と苦しんでいるのは、あなただけではありません。そして、この世にダメ人間があなただけ、なんてこともありません。
まずは、ダメな自分はクズだ!なんて自分を責めることはやめてあげてください。あなたの身も心も、傷つける必要なんてありません。「私はダメ人間」と思っていたとしても、それを責める必要はないのです。
だって、私たちはダメ人間で大丈夫だから。
ダメな人間は、生きていちゃいけないのですか?ダメな人間は、もっとちゃんとしないといけないのですか?
「ダメじゃない状態」って、どんな状態ですか?
あなたは、あなたにとって「ダメじゃない」を自分に課しているかもしれませんが、今のあなたが「ダメ」だと決めたのは誰ですか?
私たちは、生きていると毎日、いろんなことに出会います。いろんな人にも出会います。そして、自分と人を比較します。比較をすると、他人の方が自分よりも良く見えることもあります。自分よりも他人の方が良く見えることの方が、むしろ多い。だからこそ、私たちは自分をダメ人間だと思ってしまうのです。
あの子は私より、頑張っている。あの子は私より、認められている。あの子は私より、失敗することなく生きている。
こんな風に、他人との比較が生じるからこそ、「自分はダメだ」「こんなゴミ人間は要らない」なんて思ってしまうのです。
たとえば、他人と比べないあなたは、どんな人間ですか?
あの子より頑張っていないように思えるだけで、頑張っていますよね。あの子みたいに上司に認められていなかったして、それ以前にあなた自身があなたのことを認めてあげていませんよね。あの子よりは失敗が多かったとしても、その失敗から学んだことはあなただけの財産ですよね。
あなたは、そもそもダメ人間じゃないんです。あなた自身が、自分をダメ人間だと思っているだけ。
そして、私たちは、ダメ人間でも大丈夫。ダメ人間な自分でも、いいんです。
ダメ人間な自分を責めないで。ダメ人間な自分を、まずは認めてあげましょう。
次は「ダメな自分を認めてあげる7つの方法 」
実際に、「自分はダメ」という思考から頭が離れない時。私たちはどのようにダメな自分を認めてあげることができるのか、その方法を一緒に見ていきましょう。
ダメ人間をどうしても抜け出したいというのであれば、大切なのは「ダメな自分を認めてあげる」ことです。一見遠回りのように思えるかもしれないけれど、これがダメ人間を脱出する手段なのです。
では、実際に自分を認めてあげる方法をご紹介します。
ダメな自分を認めてあげるのに、まず最初の方法。「ダメでも大丈夫」と、自分で自分に向けて唱えてみましょう。侮ることなかれ。毎日自分で自分に「私はダメな人間だ」と言い続けているのと、「私はダメでも大丈夫」と言い続けているのでは、どっちが幸せになれると思いますか?
私たちは、言霊によって自分に思い込みを持ってしまうこともあります。「自分はダメ」とずっと言い続けていたら、自分をダメにしてしまうのです。
だから、まずは毎日「ダメな自分でも大丈夫だよ」と、自分で今のままの自分を認めてあげましょう。
「ダメな自分でも大丈夫」と言い続けていたところで、「なんで大丈夫なの?」「なにが大丈夫なのよ!」と思ってしまいますよね。そこで、この手段を使ってください。毎日、就寝前に「今日の良かったところ」を3つ振り返ってみましょう。
私たちの日々の中には、悪いことばかりではありません。悪いことと同じくらい、もしかするとそれ以上に、良いこともあります。でも、良いことは簡単に忘れて、悪いことばかりが記憶に残ってしまうこともあるのです。だから、良かったことを思い出してください。
最初のうちは、自分だけに限らず、身の回りであった良いことや、他人にされて嬉しかった良いことも含めてOKです。徐々に慣れてきたら、自分の行動が良く働いたこと・今日考えた良いことを中心に振り返ってみてください。
次第に、「自分の人生は悪いことばかりじゃなかった」と気付くはずです。
私たちは、毎日自分の悪いところを探しがちです。そのあらわれとして、気づいたら一人反省会をしてばかりの人もいるはずです。
仕事で上手くいかなかったことは振り返って、次に生かすためにどうしたらいいのかを考える。にもかかわらず、上手くいったことについては早々に忘れ去ってしまう。そんな繰り返しをしていたら、「自分はダメな人間だ」と思ってしまっても仕方ないですよね。
一人反省会は、無理にやめる必要はありません。いきなりやめるのは難しいものです。ついつい反省してしまうというあなたは、自分の良かったところについても反省する習慣をつけましょう。「あの時、自分が上手く行ったのは、あんなことが言えたからだ!」「今日はこれとこれとこれが自分の良い行動だった!」と、良い部分も言語化して考えるのです。
そうすることで、次も上手くいくようにはどうしたらいいのかが、いつの間にか自然と身についていきます。
私たちは、無意識レベルで自分と他人を比較する癖がありますよね。自分以外の誰かが存在すると、いつの間にか自分に置き換えて考えてみたり、自分の行動や置かれた場所と比較してみたり。
そして、他人よりも自分の方が劣っているように思えた時、私たちは「自分はダメ人間」と感じてしまうことがあるのです。まずは、人と比べるのをやめましょう。
あなたは、自分以外の誰かの人生を生きることが出来ますか?もし乗り移ることができるよ!という方は、自分よりよい人間に乗り移ればいいですが、そんなことは出来ませんよね。
私たちは、誰にもなることが出来ないのです。自分は、自分でしか居られないのです。だから、私たちは自分と向き合う必要だけあります。他人と自分を比較しても、何も発生しません。
人と自分を比較するのをやめるかわりに、自分をもっと見つめ合う時間を取りましょう。他人と自分を比較している時間は、無意識でも実は多いものです。その時間を、全部自己分析の時間に置き換えてみてください。
自己分析をしていくうちに、「どうして自分はダメだと思ってしまうのか」が見えるようになってきます。自分がダメ人間だと思ってしまう原因や、過去の失敗がトラウマとなっていたことなどに気付くことが出来ます。
自分自身と向き合ってあげることができるのは、紛れもない自分自身です。あなた自身が、あなたと向き合う時間を取ってあげましょう。
あなたは、無意識のうちに人から褒められるように行動していませんか?上司に褒められたい、同僚に認めてほしい、友達にちやほやされたい、注目を集めたい。そんな気持ちで発生している行動は少なくないはずです。
人に認めてもらうためにする行動は、やめましょう。それは他人にとってのあなたが「ダメ人間」ではないだけで、あなた自身が自分をダメ人間だと思ってしまうことには、かわりがありません。
人に褒められようと行動するのをやめて、自分で自分を褒めてあげられるようになりましょう。そのために必要なのが、「自分が良いと思う軸」を見つけることです。この軸が見つけられることができたら、私たちはダメな自分から卒業することができます。
人にとっての「良い」あなたではなく、自分にとっての「良い」あなたになりましょう。
ダメな自分、ダメ人間だと思ってしまう自分から卒業するのは、いきなり簡単にできることではありません。これまであなたが自分で自分を「ダメなやつだな!」と言い続けてきた言葉は、あなた自身に深く突き刺さっています。まずは、そのトゲを少しずつ抜いてあげましょう。あなたが自分で自分に突き刺したトゲを、徐々に溶かしていきましょう。
そのためにも、ダメな自分でも大丈夫、と自分に言ってあげることはとても大切なことです。ダメな自分さえも愛することができるようになったら、あなたはもはやダメ人間ではなくなっています。
ダメなあなたでも、大丈夫。私たちは、私自身で居られたら、大丈夫。
そうして、少しずつ自分のことを認めて、愛してあげましょう。
いつかこう胸を張ることが、出来るようになるその時まで。
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