2019.04.04
いつだって、みんなに好かれて生きていきたい。
あの子は活発な人が好きで、あの子はしっとりお話するのが好きで、あの子は人の悪口で楽しむのが好きで。
そんなあの子たち全員に、私のことを好きで居てほしい。
人から嫌われるなんて嫌だもの。人に悪口を言われるなんて嫌だもの。
私はいつでも、誰からでも愛されていたい。
そんな私は、裏で人から「八方美人だよね」と言われているらしい。
私がよく友達としている「噂話」が流れてきて、私自身についての噂で聴いたの。
八方美人なんて、しているつもりはなかったのに。私はみんなに好かれていたくて、ただそれだけなのに。
私って、人から嫌われているの?だったら、もっと良い顔していなきゃ。誰からも愛される私にならなきゃ。
そうしないと、嫌われちゃう。もっともっと、嫌われちゃう。
「八方美人」の意味とは、誰にでも良い顔をする人を表します。どこでも良い顔をしようと必死で、それがゆえに「八方美人だよね」と陰口を言われることも多いのです。
八方美人という言葉が持つ意味としては、ネガティブイメージがあります。「美人」というプラスなイメージを持つ言葉を含みながら、どこでもかしこでも美人であろうとする姿を皮肉的に「八方美人」と表現するのです。
嫌われたくないはずなのに、嫌われてしまう、八方美人な彼女たち。
八方美人をしている女性の特徴は共通点があります。ここでは、八方美人な女性の特徴を11つ紹介していきます。あなたがもし、「私は八方美人なのかしら」と思うのならば、自分に当てはまる特徴がないかチェックしてみてください。
八方美人な女性は、どこでも良く思われたいがために、「いつも笑っている」というイメージを持つ人が多くいます。いつでも笑っているというのは一見するとポジティブな印象を与えるかのように思えます。
しかし、「いつも笑っていて、本心が見えない」などという風に、思われてしまうこともあります。また、いつも笑っているため、「へらへらしてる」と見受けられてしまうこともあります。
八方美人をしている女性は、基本的に人の意見を否定することがありません。誰かの意見を否定することは、その人に嫌われる可能性があるためです。
「本当は賛成とは思えないんだけど…」という場面でも、多数決で多い方の意見に賛成してしまったり。また、反対意見が多い時には「私も反対!」と、反対であることに賛成の姿勢を示すこともあります。
八方美人な女性は、誰かと争うことが苦手です。争い事を避けようとするため、いつでも笑って人の話を聴いていようと心がけているのです。
争いになりそうな場面では、なるべく相手の気持ちを逆なでることがないように、穏便に済ませようと努めます。争いに発展した時は、自分が悪いと思えない場面でも、とにかく争いを収束したいがため、さきに謝ってしまうこともあります。
「ごめんなさい」「私が悪かった」と伝えることで、相手の意見は間違っていないと肯定しようとするのです。
周囲の噂話に過度なほど敏感な人も、八方美人をしてしまう傾向にあります。噂話をするのは、自分が裏でどんな風に言われているかを聞き出したいという気持ちもあるのです。
そして、周りの噂話を事細かに把握することで、「今、自分は誰と付き合っておけばいいか」という状況を判断しようとしています。自分が嫌われないために、最善の人間関係を構築しようとしていることの現れです。
人とたくさん話をしたり、いつでも笑顔で居たり、誰からも嫌われないようにしようとするあまり、八方美人の女性は実は自分の本音が言えなくなっています。
「これを言ったら嫌われるのではないか」と思ってしまったり、「こう言った方が喜ばれる」と考えているうちに、いつの間にか自分の本音を言うことが怖くなってしまうのです。
人に嫌われないように、という根底の気持ちがなくならないため、「私の評価が落ちないように頑張らなきゃ」と思っている人が八方美人の女性には多くいます。
嫌われないためには、時には人を落とすようなことを言って、自分の評価を上げなければならない。とにかく自分の好印象を保つために必死です。
好きな人・嫌いな人関係なく、誰の相談にも乗るという人も、八方美人の女性には多いです。なぜ人の相談に乗るのか。それは、相手の意見に同調してあげて「彼女は分かってくれる」という自分を演出したいからです。そして、それと同時に周囲の噂話を取り入れられるだけ取り入れているのです。
根本的に「人に嫌われたくない」という考えが作用して八方美人になっている女性が多いため、実は八方美人の女性は自分に自信がないことが多いです。
「あんなに自信を持っていそうなのに」と思う八方美人な彼女も、実は本音を言えば自信がないんです。自信のなさが八方美人という形で現れてしまっています。
自分の評価が下がらないように、という思いが行き過ぎてしまうと、時に自覚もなく嘘をつくことが八方美人の女性にはあります。
みんなの意見に「うんうん分かる、私もそう思う」と言っているうちに、「あの時と言ってることが違うじゃん」なんて責められてしまうことも。
人の意見に賛成することはあっても、自分から自分の意見を言うことは八方美人の女性は少ない傾向にあります。自分の意見を言って、誰にも賛成されないことを恐れているからです。
誰かの意見なら、賛同することができますが、自分発信の意見は、誰にも認めてもらえない可能性があります。そう気づいている八方美人の女性は、次第に自分の本音を述べることがなくなっていくのです。
八方美人の女性は、とにかく自分が嫌われないようにと必死です。自分が嫌われないための行動や言動が主軸になっているために、結果的に他人に嫌われたり、他人を傷つけることがあるのです。
「私はあなたに嫌われないようにと思って行動したのに…」ということが、結果的に他人を傷つけることに繋がることもあります。
「人に嫌われたくない、みんなに好きでいてほしい。」という素直な気持ちを体現している八方美人な女性。なぜ八方美人をしている女性は嫌われるのでしょうか。
実は、八方美人をしている人と交流を持つと、不都合が起きることもあるのです。八方美人の女性が嫌われる原因5つを順に見ていきましょう。
八方美人をする女性は、どこででも良い顔をします。どこに行っても、好かれるようにと良い印象を崩しません。その姿は、時に他人には嫉妬の念を抱かせます。
「あの子はどこに行っても自分を良い子に見せようという主張ばかりしている」なんて思われてしまったら、もう八方美人の彼女は嫌われ者です。
どこでも、誰の意見にも賛成しがちな八方美人の女性は、次第に「どれが本音なの?」と周囲から思われてしまいます。すべての意見に賛成することは、実際問題、不可能です。
誰かの意見に賛成していることは、つまりは誰かの意見には反対の姿勢を示しているということ。でも、八方美人の女性は「全部良いと思う」と言ってしまう。結果的に、「本当はなにを思っているの?」と思われて嫌われ者になってしまうのです。
八方美人の女性は、自覚がないうちに嘘をつくこともあると書きました。とにかく自分が嫌われないことが第一な八方美人の女性は、気付かぬうちに嘘をついてしまうのです。
嘘をつく人が好かれることって、滅多にありませんよね。結果的に、八方美人の女性は嘘つき認定されて、嫌われてしまうこともあるのです。
どこでも良い顔をしていて、どれが本音なのかも分からなくて、時には嘘をつく八方美人の女性。
「そんな人、信用できません」と思われても仕方ないですよね。自分が嫌われないためにしている行動によって、自分の信用度を下げてしまっていることも、八方美人の女性にはあるのです。
八方美人な女性は、周りの噂話に敏感です。どこに行っても、噂話がされていれば首をつっこんでしまいます。噂話が好きな女性は、「もしかしたら他でも噂話をしているかもしれない」「私の悪口も言われるんじゃないか」と周りに思われてしまい、嫌われる対象とされてしまうのです。
ここまで八方美人の特徴を見てきて、「八方美人って、嫌われるじゃん。なりたくない。」と思う方が大半ですよね。でも、気付かぬうちに八方美人になってしまう女性が多いのは事実。
なぜ八方美人をしている女性たちは、八方美人になってしまうのでしょうか。八方美人になってしまう心理を4つご紹介します。
根底にあるのは、「他人に嫌われたくない」という恐怖心です。他人に嫌われるのが怖いから、みんなの前でつい良い顔をしようとしてしまうのが、八方美人の女性です。
嫌われたくないからとしている行動が、結果的に人に嫌われる原因ともなってしまっているのです。
人から嫌われるのが怖い八方美人な女性は、裏で悪口を言われるのが怖いと思っています。
悪口を言われないためには、何をすればいいか。どんな噂話の場面にも、自分が居ればいいのです。だから噂話の場にも率先して入ってしまうのです。しかし、結果的に「あの子は噂が好きだよね」なんて嫌われる原因を作ってしまいます。
自分に自信を持てない女性が、気付かないうちに八方美人な女性になっていることもあります。自分に自信があれば、「人に嫌われること」がそんなに怖くはないのです。
八方美人の女性は、違います。人の軸の中で生きているため、自分に自信がありません。人に褒められることを望んでいながら、自分を自分で褒めることは出来ていないのです。
自分に自信を持てない八方美人な女性は、自信がないから自分の本音を言うことが出来ません。だから人の意見にも賛成するしかないのです。本音を言うのが、怖いからです。
八方美人な女性は、損をします。自分が嫌われないためにとしている行動が、実は自分が嫌われる要因となっていることもあります。そして、嫌われないためにしている行動は、自分自身を責めてしまっている可能性もあります。
八方美人をしていると、どのような点で損をするのか。5つのポイントをご紹介します。
八方美人をしていると、自分の本音を語る場面は少なくなります。誰の意見にも賛成するからです。
でも、八方美人の女性がいざ悩みを相談しようと思った時、相談できる相手が居なくなってしまいます。
自分は人の話を「うんうん」と聴いてあげているのに、自分は人に話を聴いてもらうことはできなくなってしまうのです。
本音で人と話すことができない八方美人な女性は、友人と本気でぶつかりあうことができなくなってしまいます。
それは、自分自身にも原因があるのです。自分から本音を言うことをやめてしまっているためです。あなたは、相手が本音を語らないのに、自分は本音を語りたいと思いますか?
自分が誰にでも良い顔をしていると、「もしかしたら相手も同じことをしているのではないか」と相手を疑ってしまいます。そうして、他人を信用することができなくなってしまうのです。
もうその後は負のループです。他人が信用できなくなると、もっともっと良い顔をしなければ、となってしまいます。結果的に、八方美人な自分から離れることはできなくなってしまいます。
人に嫌われないようにと意識するばかりのため、人と居ることが次第に疲れるようになってしまいます。いつもいつも、人の目を気にしてしまうからです。
本音も言えないので、時には思ってもいない意見に賛同することもあります。良い人であろうと八方美人をしている自分に、疲れてしまうのです。
八方美人な女性は、周りの噂話に敏感です。自分についての噂話がされていないかにも、注意深く意識が回っています。そんな風に噂話に敏感な状態をキープしていると、時に噂話に過敏に反応してしまうのです。
「あの子は私のことが実は嫌いなんじゃないか」「私が前に話をしたあの話題について、みんなの気を悪くするようなことを言ってしまったんじゃないか」と、噂話が気になって、過敏になってしまうことも。そして人間関係に気疲れしてしまうのです。
分かってる。分かってるんだ。
八方美人は嫌われるって、もう十分なほどに分かったし、分かってる。
八方美人だなって自覚はあるし、それが原因で人に嫌われる経験だってしてきた。
それでも、みんなに愛されたいって気持ちは変わらないし、人に嫌われるのが怖いのは根本的にずっと自分の底にあるの。
どんなに嫌われたって、私はみんなに愛されて、誰からも嫌われることなく生きていきたい。その気持ちに嘘はない。
八方美人な私は、誰かに嫌われることもある。時には、自分の悪口が回ってくることもある。
ああ、そうね。私はそんな悪口と立ち向かう必要は、もうないのね。
「この悪口をなくそう」って考えること自体、人のために生きようとしていることなのね。
私は、私が「良い」と思うものを「良い」って言えばいい。
私が「嫌だ」って思うものを、「嫌だ」って言えばいい。
私は、八方美人でもいい。だって、それは私なんだから。
そうして自分を認めてあげて、凛と立っているうちに、私はきっと八方美人じゃなくなっているのね。
ネガティブに捉えられる八方美人。でも、根底にある気持ちは「人に嫌われたくない」っていう気持ちだから。
私は人に嫌われたくないの。それを、素直に伝えてみよう。
人に嫌われることが怖くて、時には自分を良く見せるための発言をしてしまって、そのせいで結局人に嫌われることもある。
それが、八方美人な私で、今のリアルな私。等身大の私は、まだまだ弱いんだ。みんなに好かれる状態からなんて、程遠い。
でも今、こうして自分の気持ちに素直になれた。自分の気持ちを大切に生きようって思うことができた。
きっと、この繰り返し。
そのうち私は、「八方」なんてつかない、「ただの美人」になっている。
私は、自分の気持ちに素直に生きてみる。
※この記事は、悩んでいる方に寄り添いたいという想いや、筆者の体験に基づいた内容で、法的な正確さを保証するものではありません。サイトの情報に基づいて行動する場合は、カウンセラー・医師等とご相談の上、ご自身の判断・責任で行うようにしましょう。
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