2019.03.13
「え〜そんなことないですぅ〜〜」
「私かわいくないです〜〜」
「○○くん〜これ出来ないよぉ〜〜」
「わかんない〜〜教えてよぉ〜〜」
「どうしたらいいの〜〜」
「わ、やってくれたの!?ありがとう〜〜〜」
「今日はもう疲れちゃったよ〜」
おいおいおい。
そこの女。
お前だよ、お前。
甘えたその声出してる、お前だよ。
その声一体どっから出してんの?
声はしっかり腹から出せよ。
私が生きてきて学んだことの中には、
って記載されているんだけど。
そんなことないの?
だって、お腹から大きい声を出して、
って叫べる人が偉いんじゃないの?
でも、私は分かってるんだ。
「猫なで声女VS私」は、完全に私の負けです。
だって、私本当はただ嫉妬してるだけだから。
私には出来ないんだ。
どうやったって、人に甘えることが出来ない。
彼女たちだって
例えば同性に「なんかムカつく」と嫌われたり
例えば「そんなつもりはないのに」と悩んだり
何らかの辛さはあるかもしれない。
それでも、私は猫なで声女たちが羨ましくて仕方がない。
どうしてそんなに甘えるのが上手なの?
女の武器を駆使出来るの?
そんな風に生きているのに、どうして人に好かれるの?
「女らしく」なってしまったら、人に嫌われるんじゃなかったの?
彼女たちを見ていると、私が「人に嫌われないように」と思って作り上げてきた自分の姿に、自信をなくすんだ。
私が考えて、悩んで、苦労してきたこと「そんなの全部無駄だよ」って言われてるような気分になるの。
結局私は自分の生き方に自信がなくて、「これでいいんだ」とも思えなくて、だから自分がなれなかった彼女たちを批判したくなるんだ。
私は、猫なで声の彼女たちに、嫉妬しているだけなんだ。
ううん、いいの。
私にはその勇気はないし、これまで蓄積してきた「強い私」のイメージも、もう実は自分の一部になっている。
自分で作り上げた私の姿も、私の一部としてここに残してあげるつもり。
ここを変えていくつもりはもうないの。
私はきっとあなたに嫉妬し続けるけれど、あなたになることはもう望まない。
私は私にとっての「強さ」を高めていく。
あなたが絶対に追いつけないところまで、行ってみせる。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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