2019.02.27
何度も上がった、ステージの上。
緊張して、顔は強張ってしまう。
いつもどおりの自分の演奏なんて、なかなか出来ない。
無我夢中で演奏して、気付いた時には曲はもう終わっている。
それでも私がステージの上に立ちたかったのには、きっと理由がある。
きっと私は、自分の人生を傍観して居たくなかったのでしょう。
「人生」という舞台の上で、あなたはどう生きる?
誰でもステージに上がったことはあるはず。
お遊戯会での発表。
入学式や卒業式での、証書授与。
クラスのみんなの前で意見を言うのも、一つのステージ上。
ステージの上って、緊張するよね?
まったく緊張がない人なんて、本当にごく少数なんじゃないかしら。
私は過度に緊張するタイプ。
それでも、好き好んでステージに上がってきた人間。
音楽が好きだったから。
毎年のピアノの発表会は、2歳の頃から16歳まで上がり続けた。
吹奏楽部のコンクールや演奏会も、何度経験したか分からない。
バンドを始めてからは、日常的にステージの上に立つようになった。
自分で好きで上がるのに、緊張してばかりで、多分寿命はめちゃくちゃ縮んだ。
またあの上に立たなきゃいけない…。
嫌だ、失敗したくない…。
逃げたい…やめておけばよかった…。
でも、いざステージを降りた瞬間。
こんな風に思っているんだ。
また演りたい。
また舞台に上がりたい。
次は何を演奏しよう。
次はどんな自分を魅せよう。
だから私は、音楽の虜になった。
ずっと音楽と共に生きてきた。
あなたは、好きな歌があったら、歌いたくならない?
私はなる。
そして、歌う。
あなたは、好きな音楽があったら、演奏したくならない?
私はなる。
そして、演奏する。
あなたは、目の前にステージがあったら、その上に立ちたくならない?
私はなる。
そして、立つ。
そこは、私の「人生」のステージ。
ずっと目の前にあり続ける。
誰しも、自分の目の前にいつでもステージがある。
それは、「人生」。
人間一人ひとりに等しく用意されているステージ。
自分の人生を、傍観しながら人生終えるなんて、悲しくない?
私は、他人の演奏を聴いているより、自分が演奏している方がずっと楽しい。
同じくらい、苦しい。辛い。
逃げたくなることも、逃げることもある。
それでも私は、観客ではなく、ステージの上に立ち続ける人間であり続けたいの。
あなたも、一歩足を前に出してみて。
ステージはそこにあるから。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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ステージなんて上がったもん勝ち。上がらないと、そもそも何も始まらない。