2019.01.29

貴方に貰った言葉は、時を経て、色を変えた。

ぼんちゃ

ぼんちゃ

「変わる為に生きたくない」と貴方は言った。その言葉はいつの間にか色を変えて、とても温かなオレンジ色に見えるようになった。

いつもキラキラしている貴方の言葉

貴方が私に向けてくれた言葉たち。
たくさんの言葉たち。

私には、とても光って見えて、刺激的で。
どうしたら、言葉だけでそんなに綺麗な表現が出来るのだろうかと、当時の私は憧れた。

今でも、貴方に貰った言葉たちは、私の中で生きている。

あの時、貴方が放ったあの言葉は、どんな意味だったのかな。

言葉の力をより一層強く感じるようになった今だからこそ。
振り返って考える瞬間が、ふとやって来る。

変わる為に生きたくない

たくさんの言葉の中で、いつまでも私の中に深く残っている言葉があるの。

私と貴方がすれ違った時に、貴方が言ったこと。

変わる為に生きるのは、嫌だ。

その言葉の意味が、どうしても分からなかった。
私には理解できなかった。

お互いの為に変わろうとするのは、おかしいこと?

私は貴方の為に、変わりたい。
その為に、話をしたい。
今の自分では駄目だから。
私はもっと、貴方に近づけるようになりたい。

貴方は、私と近づくのは嫌ですか?
変わることは、嫌ですか?

貴方の言葉が届かない

変わる為に生きるのは、おかしいこと?

それ以来、私は何度もこの問いを自分に投げかけた。

私は貴方の言葉に魅せられて生きてきたけれど、その言葉の意味は分からなかった。

貴方の言葉が私の元まで届かなくて、不安だった。怖かった。
自分が零れ落ちていくようで、どこに行けばいいのか分からなかった。

もしかしたら、私は貴方の言葉に、飽きてしまったのかな?
いや、貴方が私に言葉を投げかけてくれなくなったのかな?

いつまでも、モヤモヤと貴方の言葉が心の何処かに引っかかっていた。

変わることは、手段でしかない

あれから時間が経って、私の心に、久しぶりにあの言葉が帰ってきた。

変わる為に生きるのは、嫌だ。

ふと、私は気付いたの。

嗚呼、貴方はきっと、私の焦りを見透かしていたのでしょう。

私はあの頃、貴方に追いつこうと必死で。
きっと自分を見失っていた。

貴方に見合う自分にならなければ。
その為に、自分を磨かなければ。

貴方の望む、「私」にならなければ。

私が変わろうとするのは、貴方の為でしかなかった。

そこに、果たして私は居たのでしょうか?
私はそこに存在していながら、きっと亡霊のように、自分のない人間だったでしょう。

貴方は、間違いなく貴方自身を生きていた。

自分の信念や、目標や、叶えたい夢。
そんなものに夢中に、がむしゃらに、ひたむきに、生きていた。
誰の為でもなく、自分の為に。

そんな貴方にとって、「変わること」はあくまで手段でしかなかったのでしょう。

目標の為に変わることは、厭わない人だった。
常に変化し続けている人だった。

だから、目標の過程で変わりゆくことは、貴方にとっての手段でしかないのでしょう。

時を経て、色は変わった。

変わる為に生きるのは、嫌だ。

貴方がくれたこの言葉。
貰った当時は、青くて、少し暗くて、冷たかったけれど。

今の私には、少しピンクがかったオレンジのような。
桜のような薄さも持ち合わせている、綺麗で、温かな。
そんな色に見えるようになった。

いつの間にか、私は私を生きるようになりました。

今の私は、声高らかに、笑ってこう言いたい。

変わる為に生きるのは、嫌だ。
私は私を生きる為に、変わり続けるよ。
ぼんちゃ
ぼんちゃ
人生について思考することが大好きな20代ウーマン。 モットーは「素直に生きる」こと。 Daria Meでは、人生やメンタリティに関する記事をメインに書いています。

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