2018.12.14
毎日、夜がやって来るのが怖い。
眠れないから。
静かな空間に耐えられなくて。
暗闇に飲み込まれそうになるの。
眠れない夜。
怖くてたまらない夜。
貴方はどうやって過ごす?
人間は、毎日眠る。
毎日目覚めるのと同様に、毎日眠る。
眠ることなく生きていける人間はほぼ居ない。
そんな当然の行為なのに、それが上手く出来ない。
目を開くと、真っ暗な部屋に段々と目が慣れてきて。
薄暗く部屋の様子や天井が見えるようになる。
この部屋に取り残されたような気がして。
世界に取り残されたような気がして。
視界がどんどん広くなって、怖くなっていく。
「夜になったら眠る」
こんな当たり前のことが出来ないの。
どうしてだろう。
そう思っていたのに。
夜が更けても、眠れない。
今日あったことを考えてしまって、頭が冴えてしまって。
勝手に脳内で一人反省会が始まる。
そんなの脳内でいくら振り返っても仕方ないのに。
そんなこと分かってるんだけど、考えてしまったらもう最後。
どうにも止まらないの。
自分でも、止め方が分からないの。
疲れてるんだから。
お願いだから、眠らせてよ。
私の脳内、止まってください。
眠れなかった日。
朝起きて一番に感じるのは、
「疲れた。」
これに尽きる。
眠れないことにも疲れた。
身体的にも、精神的にも、消耗したまま。
そんな仕様だったらいいのに。
何も考えずに、休めるのに。
次の日も元気に動けるのに。
私は、朝が好き。
なのに、最近は朝と過ごす時間をあまり取れない。
だったら、いっそのこと。
「夜は寝るもの」という概念そのもの、捨ててしまえばいい。
私たちは、2018年を生きている。
今この時代には、電気だってある。
夜を明るく照らす手段がある。
「暗くなったら眠る」という生活を強いられる必要もないんだ。
眠れなくてもいい。
皆が寝ている時間に起きている。
それをこっそり、楽しめばいい。
眠れないものは、眠れないんだから。
そんな自分を否定しなくてもいい。
今を生きている私たちだからこそ、夜を愛することができる。
眠れない夜を経験して、私が知ったこと。
暗闇に居ても、目が慣れたら、薄暗い中で掴めるものがあるということ。
暗いからこそ、たったひとつの光が輝いて見えること。
夜が明ける瞬間の朝日は、美しいということ。
眠れない夜も、愛して生きる。
今日もまた、眠れない夜を越える。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
次に読みたい記事は?
人気の記事
久保佳奈子
夜にしかない光がある。夜も意外と明るかったりする。