私の居場所はドコデスカ?

私の居場所はドコデスカ?

私の家なのに

引きこもっていた頃の話。
リビングで、母と二人で居たある日の午後。

ここは私の家。
幼い頃からずっと住んでいる家。

紛れもなく、私の場所。
私が帰る場所。
家族が暖かく、迎えてくる場所。

それなのに、私はここに、居られない。
居てはいけない。

どうして?
息が苦しい。
居場所がないよ。
どこに行けばいいんだろう。
分からないよ。

そんなことを考えていた。

そうしたら、母に腕を掴まれた。

あれ。
私、さっきまで家のリビングに居たのに。
いつの間にか、家を飛び出していたみたい。

「家に帰ろう?」

母にそう言われて、トボトボと家に戻った。

真っ暗な夜

ある日の深夜。
ふと目が覚めた。

真っ暗だ。
何も見えない。

どうしよう。
目が覚めちゃった。

ここは何処?
私はここに居ます。

誰か、助けて。
誰か、誰か、誰か!!!

気付いた時には、泣き叫んでいた。
言葉にできない感情を、とにかく「音」として、外に出していた。

明るい昼間でさえ、何も掴むことができなかった。
夜はもがくことさえ、できなかった。

この世に私の居場所はあるの?

誰か、教えてください。

何処まで進めばいいんですか?
何処で生きていけばいいんですか?
息がしやすい場所は何処ですか?

いつまで居場所を探せばいいんですか?
いつまで歩けばいいんですか?
どうすればそこに辿り着けますか?

私の居場所は、何処にありますか?

お願いです。
教えてください。

地球という大きな場所で

あれから数年が経った今。

未だに、居場所がないと感じる瞬間が訪れることもある。
確立した自分の場所は見つかってすらいない。

もしかすると、そもそも人間には居場所なんてないのかもしれない。

地球に生まれた人間は、常に地球の一部を借りているだけだ。
地球に身を置かせてもらっているだけ。

すごく壮大な話にして考えると、
現実味はないと言われるかもしれないけれど、

なんだか私、すごくちっぽけな世界でしか考えていなかったのかも。

そんな風に思えるようになった。

結局自分はちっぽけな存在でしかなくて。
地球には、こんな小さな私を置いてくれるくらいのゆとりは、あるみたい。

だから私は、今も生きている。

この地球のうえで、人間として、生きている。

私の居場所は、私の中にある。

あの頃の私が求めていたのは、物理的な居場所ではなかった。

「やり場のない気持ちのはけ口」

「誰も傷つけずに感情を発散できる場所」

「自分が自分として生きられる場所」

そんなものだったように思う。

今になって思うこと。

私の居場所は、私にしか見つけられない。
それを誰かに探してもらうことは、できない。
苦しくても、もがいてもがいて、自分で見つけるものなんだ。

今の私は、まだフワフワと彷徨い続けている。
この先何処にいくのかも、まだ分からない。

でも、少なくとも。
自分の居場所を誰かに求めていたあの頃の私は、もう居ない。

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