イルミネーションに騙される冬

イルミネーションに騙される冬

冬の恋は熱を帯びる

ひと夏の恋。
花火大会での浴衣デート。
海辺のドライブデート。

恋と言えば、夏の印象が強い。

でも、本当の恋の季節は、冬。

冬ほど恋にふさわしい季節はない。

冬は、寒いから。
寒いからこそ、熱を帯びるの。

寒ければ寒いほど、燃える。

恋の季節は、冬。

寒くて寒くて、凍えてしまうほど寒いのに。
ほんとは早く家で温まるべきだって、分かってるのに。
貴方との会話が楽しくて、つい伸びてしまう立ち話。

帰ってすぐに熱いお風呂に入るのが、極上の幸せだった。

すごくすごく寒い日なのに。

何故か外で待ち合わせして。
何故かカフェに入らずに、公園をぶらぶら散歩して。
手がとっても冷たくなって、ポケットを借りたり。

それから食べに行くあったかいラーメンで、メガネが曇る。

お家の中で、ストーブつけて。
コタツに入って温まる。

「寒いね〜」って言いながら、コンビニに行って、
アイスを買って、またコタツに入る。

夏に食べるアイスより、何倍も、何十倍も、身体に沁み渡る。

冬は、寒いの。
とても寒いから、温かい記憶が、よく残る。

夏の恋は、簡単に忘れがちだけど、
冬の恋は、貴方をそこから逃さない。

いつまで経っても、あったかいんだ。
その思い出さえも、私を温めてくれるんだ。

人肌恋しい、冬。

冬は、寒い。

寒い時期こそ、貴方が居たという温もりが鮮明に残っているの。
冬になると、貴方の肌を、より一層思い出すの。

「寒くなってきたから、人肌恋しいな〜」
っていう人がよく居る。

それはきっと、貴方の中に居る「あの人」が、より鮮明に思い出されるからだよ。

どれだけ年月が経って、色褪せても。
冬の温もりは、あの人を連想させる。
冬の雪景色に、色がつくの。
あの人の色に、また染まってしまうの。

眩しすぎるイルミネーション

冬の街中は、眩しい。

たくさんの電飾で彩られたイルミネーション。
恋人たちは、こぞってそこに集まる。
クリスマスが近づけば近づくほど、眩しくなる。

でも。

イルミネーションは、ただの装飾に過ぎない。
貴方の心を照らす光は、きっとそこにはない。

心を照らす光は、いつだって人間の中にある。

イルミネーションは、貴方を救う光ではない。

今年の冬は、貴方の心を灯してくれる光を探してみて?

今年の冬は、とても寒い。

そのぶん、とっても温かい光が、きっとどこかに隠れている。

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