2018.11.29
18歳の誕生日が近づき、17歳の終わりに、「ああ、ババアになったわ。」と笑っていた私は2018年の9月で28歳になった。
「年齢なんてただのナンバーに過ぎない。」
なんてバチボコに整形しているモデルが言っていたけど、リベラル思想が受け入れられた現代になっても年をとることは嫌なものだ。
周りの反応も変わってくる。女性に「28歳です。」と言うと「えー見えなーい。」という社交辞令を言ってもらえる。
恋愛についての話題も若いときよりも「デリケートな話題」と思われるのか、聞かれなくなる。
現代的思想がインストールされていないオッサンからは「早く結婚しないと行き遅れるぞ。」などと言われたりする。
「20代は病む」と言われるが、28歳は結構しんどいかもしれない。
特に私みたいな17歳で自分を「ババア」呼ばわりして、なんなら綺麗じゃなくなったら死のうかなとか思っていた人間には老いがしんどい。
正直、30歳まで生きられるか不安だ。
けれども嫌な事ばかりではない。
今回は「ババアになったら死のう」と思っている子に向けて28歳になって良かったなと思ったことをいくつか書く。
①以前より自分のために生きられるようになった。
思えば、20代前半と中盤は美容も運動も自分のためというより他人のためにしていた。
彼氏に愛されるように、友人からはぶられないように、会社の人に顔をしかめられないように。と綺麗でいることは他人を不快にさせないためだ思って頑張っていたフシがあった。
今は自分のため、もしくは金のためにメイクをする。
他人にどう思われようと関係がなくなった。
②おかしいと思うことをおかしいと言えるようになった。
年功序列の価値観が強い日本で若い人が自分の意見を正しいと思うことは難しい。
「若いからまだわからないだけ」と言われてしまうし、聞き入れてもらえない。
だから物事に対して疑問や意見を持っても「私の意見は間違っているかもしれない」と思い、押し黙ってしまっていた。
でも、今思うと時代は変わるものだし、昔の正しいは現代の間違い、誰かの正しいは誰かの間違いであるのが世の常である。
それに気づいてどんどん言うようになった。そのせいで嫌われたりして、弊害も多いけどね。
③恋愛に縛られなくなった。
20代中盤は付き合っていた彼とマジで結婚したかった。
結婚したかったので大嫌いな掃除をしたり、大嫌いなマラソンを彼と並走したくて練習した。
大嫌いな早起きして可愛い感じのお弁当作って、涼しい顔で「あ、そうそう、朝ごはんのついでにお弁当つくったよ。」とか言いながら玄関で彼に渡したりもした。
尚且つ結婚の「け」の字も自分から出さず笑顔で仕事終わりの彼の肩を揉んでいた。
この恋愛?主従関係?はプロポーズまで漕ぎついたのだが、どんなに可愛くてお気に入りでも、自分の足に合わない靴は無理に履くと、少しずつ靴擦れして血がにじむものである。
私は合わない靴を脱いで捨ててしまった。
それからは一人なのだが、週5で病んでいたその頃にと比べると今は格段に病んでいない。
④ってゆうか今も十分若いって気づいた。
そう、今も十分若い。
私もたまに自分より年上を「おばさん」とか言ったりしちゃうけど、明日は我が身だよ。
30歳まで生きられるか分からないけど、周りの女性はみんな「30歳になったら楽」だと言っているから半信半疑で30歳を待ってみている。
人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。
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乃一笑丸/おーえる
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