2018.11.29
恋の一方通行
新しい時代はタキシード仮面と恋したい。
女性の社会進出が謳われた平成。そんな時代に『美少女戦士セーラームーン』は放送が開始された。
セーラームーンは悪と戦う正義のヒロインである。そしてタキシード仮面という素敵な恋人がいる。
恋愛もしながら戦う女の子。
まさに新時代に求められる女性の姿なのではないか。
セーラームーンの恋人、タキシード仮面はアニメの中では特に必殺技もなく、戦いの場面ではサポート役に徹している。
セーラームーンを甘い言葉でときめかせて、ピンチに陥ったらバラを一本投げて少し手助けする。
服が戦闘で破れてしまったときはマントでやさしく裸を隠す。
あとはセーラームーン、セーラー戦士達が必殺技を繰り出し敵を撃破。
女性の社会進出にはタキシード仮面のような男性が必要なのではないかと思う。
男性って「君を守る」とかドラマとかでもよく言うけど、守るって結構むずかしいことだと思う。
だってお互い仕事もあるし四六時中ずっと一緒にくっついている訳じゃないし、仕事のトラブルでピンチに陥ったり、痴漢とか暴漢とかにいつ襲われるかも分かんないし。
いざとなったときに守ることって不可能に近い。
困難は少しだけ助けてもらって、あとは自分の力で困難を乗り越えたい。
何事も結局は自分でしなくちゃ生き抜けないし、やってもらってばかりだと人間として弱くなってしまう。
今後、何があるかわからないし、純粋に強い人間になりたい。
でもたまに泣いちゃうからそんなときは励ましてほしい。
少しだけ手助けしてほしい。
そう、タキシード仮面が投げる薔薇みたいに、スマートに。
私達は、戦う男性を癒やし、助けてもらうような人生を捨てるべきだ。
だから新時代は戦隊ヒーローより、タキシード仮面みたいな男性と恋がしたい。
そう、それが、可憐な乙女のポリシー!
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困難は少しだけ助けてもらって、あとは自分の力で困難を乗り越えたい。