バイバイの後の喪失感…

バイバイの後の喪失感…

バイバイしたくない

片思いだとわかってても離れたくない。

バイバイすることが嫌だ。

次の約束すらできなかった。

いつもなら「次いつ会う?」とか「また早く会いたい」とか簡単に言える。

片思いじゃないから。相手が自分のこと好きだってわかってから全部始めるから。

でも、片思いだと何もできなくなる。

きっと距離が離れていくのが怖くて、避けられるのが怖くて、何も言えなくなるんだと思う。

「まだバイバイしたくない」それが言えてたらきっと私はもっと幸せになれる。

でも、急速で進む恋は急速で終わりに向かうことを知っているから、ゆっくりゆっくり2人で合わせる歩幅くらい小さくゆっくりでいい。

乗り込んだタクシー

バイバイして乗り込んだタクシーの中で1人喪失感に見舞われてどうしていいかわからなくなる。

寂しさと喪失感が秋の風と共に私の心を一気に冷たくする。

反面、幸福感とまだ残るドキドキが私の体を熱くする。

体の表面はあったかいのに、心はすごく冷たくなってしまう。

この凍えるような寂しさは何?

でも、バイバイはちょっと名残惜しいくらいがちょうどいい。

もっと一緒にいたいと思いながらバイバイするのがいい。

なかなか会えないくらいがちょうどいい。

毎日一緒じゃないからちょうどいい。

だからきっとずっと頭から離れなくなる。

それがいい。

そんなこと思いながら雨の中走り続けるタクシーの窓、細かい水滴が街明かりをぼやけさせて私の瞳の奥に写っている。

スパンコールのように光るその明かりは、私の胸をぎゅっと締め付けながらどこかノスタルジックな気分にさせた。

守ることでしか愛せないから…

いることが当たり前にはなりたくない。この人はもう私の!って思えてしまったらきっと、新たな喪失感に見舞われるから。

そんな恋をしたっていい。

大人の片思いってやっぱり辛いな。

仕事とか、プライベートとか、関係性とか、全部全部変に臆病になってしまう。

こんなタイプが好きとか、こんな人が好きとか、聞いたって21年間これで生きてきたから簡単には変われない。

それに私は私だから、変わらなきゃ愛してもらえないような女にはなりたくない。

足踏みばっかりでなかなか前に進まない恋は、私をスタート地点から動かしてくれない。

誰かを傷つけたり、自分を傷つけたりしたくない。

そんな守りの姿勢でたくさんのバリアを張って、たくさんの盾を身につけて。

いつも時間のせいにしてる。

心がいつか「もう好きじゃない」と嘘ついてしまうんじゃないかと怖くなることもある。

自分の心にだけは素直でいたい。

バイバイの後の喪失感は、永遠の寒さを心にこびりつかせて剥がしてくれない。

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