2018.10.21

不器用だから。表現することしかできなかった。

Ayano

Ayano

表現することでしか自分を保つことができませんでした。あなたにとって、表現とは?生きるとは?

生きてることを感じられなかった

中学卒業までは生きてる心地がしなかった。

高校に入ってすぐ、表現することを始めた。

服飾の専門学校に通っていた私は、毎日のように服をデザインして型紙を引いて縫製していた。

型紙を引いて、生地を揃えて縫製して。

服を通して表現することを覚えた。

やっと生きているということを実感した。

やっと生まれたんだと思う。

私、横山彩乃という人間が生まれたのは15歳だったのかもしれない。

つまり、まだ生まれて6年目。

私にとって生きるとは『表現すること』

表現することでしか生きてると感じられなかった私は表現することなら何でも手をつけた。

ファッションデザイン

グラフィックデザイン

コラージュアート

絵画

音楽

メイク

InstagramにTwitter

他にもたくさん。

作ることを必死に行った。

私の世界観は私にしか作り出せないものだった。

「誰にも真似できないものを作る。」

それが私として生きる上で必須条件だった。

自分を表現するために何かを作っている時はとにかく夢中になれた。

嫌なこと、自分の病気、全部忘れられた。

「私は生きてるんだ」って大声で叫んでいるような気分になれた。

無敵になれた。

私の世界には私しかいないみたいでとても心地よかった。

儚くて美しい世界に一人きりで何をしたって構わない気がした。

これがないとダメだった。

どんな人に囲まれても、どんなに裕福になっても、私にとってお金なんて何の価値もなくて…

とにかく表現することが私にとって生きる価値だった。

自分の価値は自分で作り出すんだと、あの頃の尖った私は本気で思っていた。

死ぬことへの恐怖

必ず人は死ぬ。

そのために必死に生きる。

それがとてつもなく美しくて、人が死を恐れながら生きてることが羨ましかった。

私は何も恐れがなくて、いつ死んだって構わないと思っていた。

でも表現することの美しさや儚さや絶望感や無敵感を知ってから、死ぬことが怖くなった。

「私、死にたくない…」やっとそう思えたの。

ずっと何かを残し続けたい。

この世に私という名前を刻んでみたい。

死ぬまでに評価されてみたい。

そんな風にいつしか貪欲で傲慢になっていた。

そこから私の作るものは変化をしていった。

表現ができなくなった

絵を描いて、コラージュを作って、服を作って…

そんなことを繰り返していたある日。

出来上がったものを見た私は「これ…誰が作ったの?」と思うくらい、他人が作ったようにしか見えなくなっていった。

私の世界観は、私のものじゃなくなっていくような気がした。

それがまた恐ろしくて仕方なくて、作るということに対して恐怖心を感じるようになった。

それから筆を握れば手が震えて、ミシンを見れば吐き気がして、素材探しをしようとパソコンの前に座ると頭が回らなくなった。

表現ができなくなった。

恐ろしい話でしょう?

でも、実話だから怖いよね。

人は常に進化していくし、人は常に変わってゆく。

その中で変わらないものを永遠に作り続けるなんて無理だった。

私には確固たる美学というものがなかったのだろう。

誰かの成功を妬み、誰かが評価されていることを酷く妬んだ。

どんどん私が作るものは歪んでいき、いつしか作ることをやめるという選択肢が生まれた。

それは私にとって死ぬということ。

第二章が始まった

私の人生を一冊の本にするなら私の第二章が始まったと捉えて欲しい。

作ることをやめて、他の表現を始めようと思った。

フリーライターを初めて文章を書いてみた。

あまりにも楽しかった。

文字を書くことも表現の一種なのではないかと思った時、心の中に深く刺さったナイフが抜けた。

それと同時に大量の血が流れてきて、その血を見た私は新しい血を自分の中に入れないと死んでしまうと思った。

そこで飛び込んだのが自分の人生設計には全くなかったITという世界。

今まで勉強をした記憶もなければ、エンジニアが何なのかもわからない。

デザイナーと聞けば、服飾デザイナーだと思うような私がITに飛び込んだ。

新しいことを始める時、楽しさやワクワク、言葉に表せないような心臓の高鳴りとともに、逃げたくてしかたなくなる。

怖いの…

新しいことを自分の中に取り入れることは。

体が拒否反応を起こさないか、心が死んでしまうのではないか…

でも予想以上にITは私に向いていた。

プロダクトを作ることで表現できている。

私という人間は誰で、何をしていて、どんな会社を作りたいか。

そんなことを考える毎日は、私の第二章にふさわしい。

人生ってとても博打。

常にピストル構えた大人たちと戦争をしているような気持ち。

打たれたら負け。

打ったら勝ち。

はぁ、今日も戦いだ。

でも大丈夫。

私、絶対負ける気しないので。

 

人に話せない悩みも、今まで居場所がないと悩んでいたことも全て、ここでなら話せる。自分が一歩を踏み出せば、世界が変わる。今辛い自分は、明日には笑えるかな?そんなあなたへ。待ってるね。

 

Ayano
Ayano
株式会社DariaMe代表|22歳 バイセクシャル 『生きるという当たり前に真剣に向き合います』

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