21歳になりたくない〜前編〜

21歳になりたくない〜前編〜

21歳になりたくない〜後編〜
http://dariame.jp/2018/08/12/post-1075/

大人になんてなりたくない

大人になることで得られるものって何?

失うことが多い気がしてしまうの。

夏の生暖かい夜風に誘われて、なんか消えちゃうんじゃないかなって。

自分がどこかに飛ばされて行っちゃうんじゃないかなって。

三日月とも上弦の月とも言えない形の月が私の足元を照らしてた。

「エモいな…」って小さく呟いた。

私たちが生きてる今ってきっとこの先長く続くわけじゃなくて。

20歳だからって褒められたり、そんなのもういらないの。

だって、私がやってることを25歳がやってたらなんとも思わないってことでしょ?

若さって武器なの?弊害なの?

大人になりたかったあの頃

15歳くらいの時、私は恵比寿の高校に通ってたからたくさんの大人を見た。

そういう場所にもたくさん出かけたし、大人が羨ましかった。

大人になりたがってばかりの私には青春なんなかった気がする。

ずっと焦ってた、早く大人になりたくて。

訳も分からず大人に見られたくて、とにかく子供扱いされることを酷く拒んだ。

「可愛い」より「綺麗」って言われたかったし、

当時は大人に思われることがすごく嬉しかった。

「考え方が大人だね」とか、「本当に15歳?」って言われるのが嬉しかった。

「20歳くらいだと思ってた」って言われるのも嬉しかった。

制服なんて一切着たことなくて、とにかく服装も大人っぽいものを選んだ。

私が大人だったらあなたと一緒にお酒が飲めるのに・・・

私が大人だったらあなたともっと色々な場所に出かけられたのに・・・

私が大人だったらあなたと一緒に住めたのに・・・

私が大人だったらあなたは「犯罪だ」とか言われなくて済んだのに・・・

あの頃は自分の年齢が嫌だった。

あと5年早く生まれていたら、あと10年早く生まれていたら、あなたと同い年だったら。

あなたと一緒に働き、あなたの周りにいる人は25歳前後の女性ばかりで、私には知らない世界だった。

あなたが見てるその先に私が一番に居たいとか、あなたが友達に紹介しづらいのは私の年齢のせいだとか、色々なことを考えたわ。

DAOKOが支えてくれたの

DAOKOは私の10代をたくさん支えてくれたアーティストだった。

DAOKO
http://daoko.jp/

DAOKOの「ないものねだり」という曲は私の向かい風を追い風に変えてくれた。

♪迷子の大人たちが子供になりたがっている
迷子の子供たちが大人になりたがっている

♪「魂は あたらしいお話を聴きたがってるよ
かなしいもくるしいも
抱きしめて愛にして 会いにいこう
最後のお話はだれもしらないから
大地 空 雲 海 すべて司る魂よ」

♪ないものねだりなのは ないものばかりだから
愛想つかさないでよ

ないものねだりの歌詞の一部。

この曲は私の気持ちを柔らかくほぐしてくれたの。

存在意義を感じられたというか、自分の年齢は早く進んだらいいってもんじゃないって。

ただのないものねだりだったんだって。

ないものばかりだから、いやあるものばかりだからかもしれないけれど、その時の私には大人になりたいというないものねだりを嘆いてただけだったんだなって。

私たちはいずれ大人になる。

いつかまたあの頃に戻りたいと嘆く。

なら、今を一所懸命楽しんでやろうって思えたの。

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21歳になりたくない〜後編〜
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